フィルミレンゲ
ワールドセンター最終日は、
朝からヨガで二日酔いを覚ますか、朝寝坊。
朝食の後、庭に記念植樹をしました。
お上品に、土をかけるだけと思いきや、
ガチの庭作業でした。
樹の成長が、次に行く時の楽しみです。
午前中は、スタッフによるインド文化説明。
そして、クロージングセレモニーです。
これも、厳かな式で、
1人ずつバッチや表彰状をもらいました。
午後に涙のお別れをし、プネーの空港から、
飛行機で、北インドの首都、デリーに移動しました。
夕食は、ひさびさのカレー以外、しかも日本食でした。
でも、それはそれで中途半端な日本食でした。
「こうしたら美味しく出来るのに!」
と教えたいくらいでした。
うちらが昔、喫茶店で食べた、
ケチャップで炒めたナポリタンスパゲティーも、
こんなだったかもしれません。
やっぱイタリア人がやってるイタめし屋が
うまいのは、そういうわけなんでしょう。
食文化は、その国民のもの。
レシピ通りというわけにはいかないのですよ。
次の日は、300km南の
旧都市アグラに行き、観光をしました。
アグラ城と、タージマハルです。
ため息が出るほど美しい、インド文化でした。
多くの犠牲者からなる、富の占有の象徴です。
それがこんな美しいものを造り、
その観光によって、今でも街は潤っているのだから、
文化とは、皮肉なもんです。
その日は、現地のお城的なホテルに泊まり、
お姫様気分でしたが、
部屋の電気を消すスイッチがどこにもなく、
夜中に何人も来て、大騒ぎしました。
インドは、どういうこっちゃ?てことが多すぎます。
翌日はデリーに戻り、
インド門とクプトゥミナールを観光しました。
夜は、空港近くのホテルで、スカウツオウンという、
ガール独特の儀式をし、帰路に向かいました。
今回も、果敢にヒンドゥー語を使用しましたよ。
同行者全員にも強制しました。
こんにちはは、ナマステ〜〜。
立ち止まり、手を合わせ、ココロをこめてお辞儀します。
日本のお辞儀と同じで、あわててやると、失礼になります。
ありがとうは、ダンナワード。
旦那わ〜〜で通じます。
おいしいは、アチャ〜〜。
美味しいけど、だいなしなかんじです。
プリーズは、ディージェー。
ミスターDJ、お願い!です。
そして、さよならは、フィルミレンゲ。
また会おうね、という意味です。
「昨日何食べた?」「昼、メレンゲ〜〜」
で覚えてもらいました。
この、「現地語で挨拶しよう!」
てのは、いつもの私がやってる分野です。
みんなに強制して、楽しんでもらえました。
それだけが、この旅で、
私が貢献できた部分でした。
今回は、団体行動の良さも不自由さもありましたが、
盛りだくさんで、多くのことを経験出来ました。
ホントに行って良かったです。
インドは刺激的すぎました。
もう欧米や欧州では、
満足出来ない身体になった気がします。
国勢が落ち着いたら、
もう一度、個人旅行で、行きたいと思います。
=おしまい=